学校教育教員養成課程発達教育学専攻
教育心理学専修
静岡大学教育学部
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教育心理学専修とはカリキュラム特色ある取りくみ資格および卒業後の進路
スタッフ在校生・卒業生の声読んでおいてほしい入門書大学院

卒業生の声

卒業生 清水裕香さん(福井県出身)

質問1 現在の職業と仕事内容を教えてください。

静岡県職員。小学校教諭。
現在はかわいい1年生の担任をしています。毎朝7時に学校に来て、教室の窓を開け子どもたちを迎えます。日々、成長する子どもたちと一喜一憂しながら自分も成長させてもらっています。

質問2 学生時代に印象に残っていることや力を入れて取り組んだことについて教えてください。

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ゼミの活動の一つであった、「アナナス」という、東日本大震災で静岡県に被災してきた子どもたちや保護者の心の拠り所を発足して活動したことが一番印象に残っています。子どもたちの心の声に寄り添ったり、レクリエーションを通して子どもたちと触れあったりと楽しい時間を共有することができました。その裏で、企画運営の大変さも身に染みて感じることができました。一回一回のアナナスでの出逢いがとても貴重な経験となりました。昨年度は、アナナスで一緒に活動したスクールカウンセラーの先生とお仕事することがあり、大学時代の話に花を咲かせました。

質問3 教育心理学専修で学んだことで、今の仕事に活かせているなと思うことを教えてください。

3期生時のゼミの活動で行った「行動観察」は、日常生活で使用しています。「この子はどうしてこのような反応をするのか。」とその反応の前後を観察したのち、その子に合わせた個別支援を考えています。また、子どもたちの実態に応じて「ソーシャルスキル教育」も活用しています。どうしたら相手も自分も良い気持ちで生活できるか子どもたちと一緒に考えながら実践しています。昨年はイライラの対処法について子どもたちと考え、訓練を続けました。トラブルの多いクラスでしたが、3学期には、トラブルも減り、「このクラスで良かった。」と言う子どもの言葉が本当に嬉しかったです。

質問4 高校生にメッセージ

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今振り返ると、大学生活こそ積極的に学ぶところだと思います。今の自分を見つめ直し、自分はいったいどんなことに興味があるのか考えることが大事だと思います。いろんな自分を見つけるために、多くのことに挑戦し、行動に移してください。きっと多くの経験が今後の自分を作ってくれると思います。
私も、未来を担う子どもたちに、少しでもいろんな道を見つけられる手立てを、示してあげられたらなと思いながら、日々精進したいと思います。


卒業生 武井裕さん(静岡県出身)

質問1 現在の職業と仕事内容

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現在は、静岡県内の小学校で教員をしています。朝8時前の登校から子どもたちと授業をしたり、休み時間に一緒に遊んだりしています。放課後は、授業の準備や学年便りなどのプリントの印刷、保護者との面談なども行います。また、宿泊訓練などの行事が控えている場合は、学年の先生方と、子どもたちにどんな話をするのか、どうすれば達成感をもち活動できるかなど打ち合わせをします。他にも、外部機関との連絡なども行います。

質問2 学生時代に印象に残っていることや力を入れて取り組んだことについて

色々なことを体験しようと思い、サークル活動やバイト、海外旅行、被災地支援のボランティア、一人暮らしなどをしました。バスケットのサークルで模擬店を出し売り子をしたり、海外で知らない人を笑わせようと友達とサイレントコメディをしたり、被災地に行き家を取り壊したり写真の洗浄をしたり、震災チャリティマラソンや被災地から静岡にきた方への支援活動「アナナス」をしたりと。色々な体験をしました。

質問3 教育心理学専修で学んだことで、今の仕事にいかせているなと思うこと

教育心理学で学んだことは全てが活きていると感じています。中でも、常に人と接する職業であるので、カウンセリングの授業で学んだ「傾聴」や「くりかえし」などは、とくに意識をして活用しています。また、『心』について教わる中で、子どもの言動の背後にある想いを考えるクセがつきました。そして、相手の気持ちを考えることと同じように、自分の気持ちや物事を客観的に捉えることも学び、今に活きています。

質問4 高校生にメッセージ

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『心』は見ることはできません。それを少しでも理解していこうとする学問が心理学だと思います。私が心理学専修を選考した理由も『心』についての小さな興味からでした。皆さんも、今、自分の『心』の声を聴き、やりたいことを一生懸命やって下さい。楽しいこと辛いこと悲しいこと嬉しいこと全てが、皆さんの血となり肉となります。周りの人々への感謝の気持ちを忘れず、素敵な学生生活を送ることを祈っています。