学校教育教員養成課程発達教育学専攻
教育心理学専修
静岡大学教育学部
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教育心理学専修とはカリキュラム特色ある取りくみ資格および卒業後の進路
スタッフ在校生・卒業生の声読んでおいてほしい入門書大学院

教育心理学専修とは

心理学ってどんな学問?

心理学というと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか。「夢から深層心理を分析する」「人の心が読めるようになる」「催眠術」。そういう連想をする人も多いのではないでしょうか。でも、それらは教育現場で必要とされている心理学とは異なるものです。心理学は高校までの勉強にはありませんし、マスコミでも上記のような面が心理学として取り上げられることが多いので、大学に入る以前には、心理学に対する歪んだイメージが作られがちです。
心理学がどんな学問かを知るには、「心とは何か」から考える必要があります。一般に心と言えば、外から見えない内面の気持ちや感情を指すことが多い訳ですが、外から客観的につかめないこうした「気持ち」や「感情」は科学的な研究対象とすることはできません。
ではどうするか。心理学では、主に表に現れた行動を研究対象としています。悲しければ泣くし、嬉しければ笑います。好意をもった人の方には視線が向きます。心理学では、客観的に把握することができる行動を対象にすることで、行動に関する一般的な法則性を見つけ出すこと、たとえば、算数の出来ない子がいる。その背後には様々な原因(これを心理学では要因と呼びます)があるはずです。客観的に現われる行動を手がかりにそれをさぐり、またその対応を考えたりしていくわけです。

本専修が目指すもの

現在の子どもを取り巻く様々な問題の根底には、子どもの「生きて学ぶ力」の欠如が指摘されています。本専修では、心理学の専門的な知識・技能をベースにして子ども一人一人の学習プロセスや生徒指導に関連するような心の問題を理解しつつ、その主体的で生き生きとした学びをサポートできる力を備えた教員を育成します。

何が学べるの?

本専修は、学習やそれに関連する動機付け、発達などの領域から、いわゆる心の問題など、学校教育における心理に関する幅広い領域に対応しうる学校教員を養成することが目的です。
今学校では様々なことが問題になっています。基礎的学力の低下やそれに関連した学習意欲の低下は深刻な問題です。では基礎的学力とはどのようなものでしょう。どのような働きかけをすれば、それが向上するのでしょう。意欲はどうしたら高まるのでしょう。教育心理学専修では、それらに関する理論を学ぶとともに、こうした課題について教育実践の中で考え・試行するカリキュラムが組まれています。学校で勉強を教えるには、もちろん各教科に関する知識は必要です。しかし、「生きる力」=思考力を基盤とした実践力が求められている現在、教科に関わりなく知識やそれを利用する心理的なプロセスについて知ることは教員にとって必要な資質です。
不登校やいじめ,発達障がいなどの心の問題も、近年は重要な問題として取り上げられています。しかし、その内容は多様です。そうした問題を理解する方法や支援のための方法など、“心の問題”に関する理論や実践についても扱います。